トンガは南太平洋に浮かぶ約170の島からなる群島国家

トンガとは立憲君主制の王国で、南太平洋に浮かぶ約170の島からなる群島国家です。4つの群島と、172の島によって構成され、このうち45の島に人が住んでいます。

オセアニアのうちポリネシアに属し、首都はトンガタプ島という最大の島におかれた、ヌクアロファという都市です。三つの地方行政区分があり、北からヴァヴァウ、ハアパイ、トンガタプに分けられます。

住民は、長身でがっしりした体格のポリネシア人が大半を占めており、靴のサイズが30センチメートルということも珍しくはないほど、国民全体が長身です。

ほとんどがポリネシア人ですが、国内には少数のミクロネシア人も暮らしています。

言語は、トンガ語と英語が公用語とされ、主に日常生活では前者が使用されていますが、英語も広い範囲で通用します。なお、宗教はキリスト教がほとんどとなっています。

イギリス連邦加盟国でもあり、1970年に連邦に加盟したのち、1999年には国際連合にも参加しました。世界的な植民地化の波にさらされましたが、太平洋の国として数少ない、現地人による統治を守り抜いた国の一つです。

一院制の立法議会があり、国王によって任命される職権議員、貴族議員、平民議員によって構成されていますが、ツイ・カノクポル王朝系譜の国王に、多くの権限があります。

国民は、王族、貴族、平民という三つの身分階級に分けられており、身分を変更することは基本的に認められていません。しかし、これらの身分には平等に法律が適用されると、憲法で規定されています。

国内市場が狭いことに加え、国自体が貿易に適さない位置にあるため、経済の発達が進んでいるとは言えない状態で、慢性的な失業を問題として抱えています。さらに、輸出額に対して輸入額は10倍近くに達するなど、大きな貿易赤字が経済を圧迫しているのです。

しかし、日本に対しては大幅な貿易黒字を出しています。

主要な輸出品目はカボチャや香辛料、マグロなどですが、対日貿易黒字のほとんどはかぼちゃで占められています。

というのも、日本でかぼちゃの需要が高まるのは冬至のある12月なのですが、ちょうどこの季節がトンガでのかぼちゃの収穫シーズンに当たるのです。

需要の高い同じ時期に日本でかぼちゃの収穫ができないこともあって、かぼちゃの輸出は大成功をおさめ、一大産業となっています。

軍事においては志願制の、海難救助や治安維持を主任務とした国防軍が常設されています。